南インドを代表する料理の一つ、ドーサをご紹介します。神楽坂のアロマズオブインディアでは美味しい本格的なドーサを提供していますが、他の南インド料理店と作り方が異なる事をご存知でしょうか?どちらも米粉から作る料理ですが一体何が異なるのでしょうか。
ドーサとは?
南インドの代表的な料理で米や豆の粉を原料にした生地を鉄板の上で薄くクレープ状に焼いた料理です。
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焼いたクレープの生地そのものは唐辛子などのスパイスが含まれているものではないため、辛味はなく、米や豆そのものの優しい風味や香りが感じられるだけのパリパリとした軽い食感の食べ物です。
レストランではこの映像のように手作業で一枚一枚丁寧に焼いています。
日本でもご自宅で挑戦されている方もいらっしゃるようですが、ムラなく均一に焼くのは難しいものです。
前置きで南インドと言いましたが、インド料理を話すときに、南インドと北インドに分けることがとても多いのです。その理由は以下で詳しく解説しています。
ドーサの原料の米粉
南インド料理店は日本国内でも少しずつ増えてきており、どの店に行っても南インドの定番料理ドーサを見かけるようになってきました。
ドーサという料理は材料に米粉と豆粉を使います。この粉はインド食材店で販売されています。
インドの一般家庭でも使いますから、インド食材店であれば簡単に手に入ります。ホットケーキミックスのように完成した材料なので、粉に水を入れて焼くだけで完成しますから、その手軽さはとても魅力的です。
多くの一般的なインド料理店はこの粉を使っています。
アロマズのドーサの原料は独自ブレンドの米と豆
アロマズでは市販の米粉を使いません。神楽坂のキッチンで水に浸した白米と豆を臼でゆっくり挽いて作ったアロマズ自家製粉の米粉でドーサを焼きます。
市販品の米粉なら、水で溶いて焼くだけですから調理の手間は一切ありませんが、肝心の味はどうでしょうか。
残念なことに提供する味は既製の味、あの店もあの店も同じになるのは当然です。
米の種類や豆の種類、その配合比率こそがドーサの味を決める最も大事な要素なのです。
ですからアロマズでは材料を吟味して独自の分量で配合し、水に浸して十分に柔らかくなった米と豆を臼で挽く手間を惜しみません。
例えば、本物の美味しいお寿司をお出ししたいという想いの詰まったお店でしたらどうでしょうか。ネタの産地や鮮度だけでなくシャリとなる米の品種や産地、酢の種類や分量にも細かく気を配るでしょう。
こんなお寿司屋さんの想いのように、「本物のインド」を味わってもらいたいという想いが詰まっています。
様々なドーサメニュー
前述の通り、アロマズのドーサは他店にはない米と豆のバランスの取れた本場の味わいが魅力です。
神楽坂のアロマズオブインディアには様々なドーサメニューを取り揃えています。
ランチタイムはプレーンドーサセット、マサラドーサセット、南インドターリーの3つのメニューがあります。
中でもランチ価格で色々お得に楽しめる南インドターリーが大変人気です。新鮮な自家製米粉を使ったパリパリのドーサのほか、蒸しパンのイドゥリや甘くない揚げドーナツのワダもセットに加わります。
ディナーメニューでは様々な南インド料理が一度に楽しめる南インドターリーをおすすめしています。プーリーやカレーも付いて満腹間違いなしの盛りだくさんのメニューです。
現在アロマズオブインディアのドーサはプレーンドーサ、マサラドーサ、アロマズドーサ(鶏ひき肉のドーサ)の3種類です。
プレーンドーサには具材は用意されておらず一番シンプルでドーサそのものを楽しむための料理です。小食な方はもちろん、小腹を満たすなら十分な量です。
マサラドーサはスパイスでジャガイモに野菜を混ぜて炒めたマッシュポテトがドーサに包まれた状態で提供されます。ちぎったドーサでつまんで、一緒に合わせて楽しんでみてください。
三番目のアロマズドーサというニックネームの付いたキーマドーサですが、カレーメニューのキーマを詰め込んだわけではなく、ドーサ用に作ったドライカレー状の挽肉料理を折り畳んだドーサに詰め込んだ料理です。スパイスはもちろんドライキーマ用に調合したものを使っています。こちらはディナー限定としておりますが、
他にもケバブドーサという料理もあります。これは刻んだ野菜や挽肉を包んでドーサで筒状に焼いたものです。
ケバブドーサは表面が薄いドーサの生地でカリッと固くぐるぐると巻かれていて手で持って食べるのにもってこいのストリートフードという感覚です。(非売品)
さて次にこのドーサの食べ方ですが、ちぎって付け合わせのチャトニと呼ばれるソースにつけて食べます。
アロマズではセット内容によって2種類〜3種類のチャトニが付いてきます。詳しい食べ方は以下をご覧ください。
いかがでしたでしょうか。
ほとんどのお店では既製品の米粉から作ります。一方で、アロマズでは原料を臼で挽いて独自ブレンドの米粉を作るところから行っています。その差が決定的な味の違い、インド本来の味となるという話でした。
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