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スパイスの魔法:花粉症と健康に役立つ料理の世界

インド雑学

花粉症は季節の変化に伴って多くの人々に影響を与える厄介な問題です。くしゃみ、鼻水、かゆみなどの症状は、日常生活に多大な影響を与えることがあります。しかし、私たちの台所には花粉症の症状を軽減し、健康な生活を送るのに役立つ秘密の武器が眠っています。それがスパイスです。

このブログでは、スパイスを駆使した料理が花粉症の症状を軽減する方法に焦点を当て、季節の変化を楽しみながら健康な生活を送るためのアイデアを提供します。スパイスの魔法を使って、花粉症と共に生きる人々が新たな料理の世界を発見し、免疫システムを強化するおいしい方法を探求しましょう。

花粉症とはそもそも何なの?

まず、何が体の中で起きているのかを整理してみましょう。花粉症は、特定の植物の花粉に対する過剰な免疫反応によって引き起こされるアレルギー性疾患で、次のような流れで症状が発生します。

  1. アレルゲンの接触: 花粉症の人がアレルゲン(花粉)に接触すると、免疫システムはそれを異物と見なし、防御反応を起こします。
  2. IgE抗体の産生: 免疫システムは、花粉を含むアレルゲンに対する特異的なIgE抗体を産生します。これらの抗体はマスト細胞や好塩基球といった免疫細胞に結合し、次の段階での反応を引き起こします。
  3. アレルギー反応の発生: 花粉症の人が再び同じアレルゲンにさらされると、IgE抗体が結合したマスト細胞や好塩基球は、ヒスタミンやその他の炎症性物質を放出します。
  4. 症状の発現: 放出されたヒスタミンなどの化学物質は、血管を拡張させ、粘膜を刺激して炎症を引き起こします。これにより、鼻づまり、くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、喉のかゆみ、または皮膚のかゆみなどの症状が発生します。

この4番目の粘膜に炎症が引き起こされる、この現象を上手に抑えることができれば苦しい時期を少しでも楽に暮らせるかもしれませんね。

食事を治療に使う方法はいくつかあって、炎症を抑える食事を摂る、抗酸化物質を摂る、蜂蜜、ピリ辛の料理を摂る、乳酸菌食品を摂るなどが知られています。

抗炎症食品

オメガ-3脂肪酸を多く含む魚やナッツ、シアザーなどがあります。また、果物や野菜の中には抗炎症作用のある成分を含んでいるものもあります。

抗酸化物質を含む食品

抗酸化作用のある食品は免疫システムをサポートし、アレルギー反応を緩和する可能性があります。例えば、ベリーや色鮮やかな野菜、緑茶などがあります。

蜂蜜

蜂蜜には微量の花粉が含まれており、これを摂取することで免疫システムが花粉に対する耐性を獲得する助けとなるとされています。

元飲食店経営の立場で本音を語らせてもらいますと、基本的に低価格で出回っているものは合成した砂糖や合成添加物が100%入っているので使わない方が健康に良いです。

蜂蜜は日持ちがするので良いものを長く使った方がいいです。災害備蓄という意味でも長持ちするものは積極的に買いだめしたいものです。もちろん密閉して保存したいですね。

国産であればこちらの蜂蜜が安全で一番のオススメです。天然をきちんと謳っているお店で買うならこちらのハチミツも安心です。値上がりや手に入らなくなる事も考えて上手に買っておきたいです。

乳酸菌食品の効果

乳酸菌を含む食品は腸内フローラを改善し、免疫システムを調整するのに役立つ可能性があります。ヨーグルトやキムチ、ミソなどがあります。

この中でも日本人にとって大変オススメなのはミソです。私はミソ業者と話をしたことがありますが、7割8割が輸入大豆で、特に悪名高いカナダ・アメリカ産の大豆を使っている事実をご存知ですか?

輸入大豆は遺伝子組み換え大豆がほとんどで安全性が疑問視されてます。分別管理がしっかりされているという表記がついた食品もあるにはありますが、令和の今、食品表示法は数%混入しても入っていないと言い切って良いという風に変わってしまいました。

こちらのミソは無添加かつ国産材料で安心してオススメできます。麦味噌でしたらこちらです。国産大豆は遺伝子組み換えではないので安心して口にできます。ミソは長期保存に冷凍が良いとミソ業者から聞きました。

風味を考えると少しずつ買いたいところですが、災害などで急に品薄になる事も考えるとローリングストックとして買い置きもしておきたいですね。

花粉症に効果が期待できるスパイス5選

では、一般的に花粉症の症状を和らげるとされるスパイスを5つ挙げてみます。

  • 生姜(しょうが): 生姜には抗炎症作用があり、鼻づまりや喉の痛みを和らげる効果があります。生姜茶や生姜を料理に加えることで摂取できます。
  • ターメリック(ウコン): ターメリックに含まれるクルクミンは、抗炎症作用があります。ウコンティーなどで摂取することができます。
  • シナモン: 抗炎症作用や抗菌作用があるとされています。シナモンパウダーをスムージーや料理に加えるなどして摂取することができます。
  • クローブ: クローブには抗炎症作用があり、鎮痛効果もあります。クローブティーや料理に使用することができます。
  • カルダモン: 抗アレルギー作用があるとされています。カルダモンを料理に加えたり、チャイに入れたりすることで摂取できます。

その他のスパイスについては以下でじっくり解説しています。参考にしてみてくださいね。

このスパイスを組み合わせて美味しい料理を考えてみました。

  1. 生姜とターメリックのカリフラワーライス:
    • カリフラワーをライスのように細かく刻み、生姜とターメリックを加えて炒める。
    • 野菜や豆類を加えて彩りよく仕上げる。
  2. シナモン入りポークシチュー:
    • 野菜とポーク肉をシチュー用の鍋に入れ、シナモンパウダーを加えて炒める。
    • トマト缶や野菜スープ、ハーブを加えて煮込む。
  3. クローブとカルダモンのチキンカレー:
    • チキンを炒め、クローブとカルダモンを加えて香り付けする。
    • カレーペーストやココナッツミルク、野菜を加えて煮込む。
  4. 生姜と唐辛子のエビ炒め:
    • エビを炒め、生姜と唐辛子を加えて風味を付ける。
    • 野菜やガーリック、醤油などで味付けして炒める。

花粉症の軽減を狙ったインド料理

インド料理はどれもが薬膳のようなものです。一つ一つが香りの成分であり、スパイスの持つサポニンは適量であれば薬としての良い効果を発揮します。積極的に摂っていきましょう。

  1. カレー: インド料理の代表的な料理であり、ターメリック、クミン、コリアンダー、カルダモンなどのスパイスを使用します。カレーには肉や野菜を使った様々なバリエーションがあります。野菜カレー、チキンカレー、ラムカレーなどがあります。
  2. ダール: インドの豆料理であり、レンズ豆やムング豆などの豆を使います。ダールには生姜、クミン、コリアンダー、カルダモンなどのスパイスを加え、スパイシーで風味豊かな味わいに仕上げます。
  3. タンドリーチキン: ヨーグルトとスパイスでマリネしたチキンをタンドリーオーブンで焼いた料理です。タンドリーチキンには、生姜、ニンニク、チリパウダー、ガラムマサラなどのスパイスが使われます。
  4. サグパニール: ほうれん草とチーズ(パニール)を使った料理で、クミン、コリアンダー、ガラムマサラなどのスパイスで調味します。サグパニールはヘルシーで栄養価が高く、花粉症の症状を軽減する食材が含まれています。

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監修:岐阜大医学博士 杉浦康介

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